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リスク面について

歯科矯正治療のメリットとしては歯並びが綺麗になるだけでなく、忘れてはならないのが歯並びが綺麗になったことで非常に噛みやすくなり健康的な食生活を送れるようになるという点があります。しかし、頭に入れておかなくてはならないリスクも存在します。今回の記事では矯正治療におけるリスクを紹介していきます。

■矯正治療で考えられるリスク

・虫歯、歯肉炎、歯周病のリスク

矯正治療をする際に、しっかりとケアしなかった場合に起こりうる3大症例といっても過言ではないのが虫歯、歯肉炎、歯周病です。これらは場合により、矯正歯科ではなく一般歯科などの別の歯科医院で治療することになります。
基本的に矯正歯科では矯正治療を専門に行いますから、それ以外の治療が必要な時には他の歯科医院に行かなくてはならなる場合があり二度手間になります。
スムーズな矯正治療を希望するなら、健康的な歯と健康的な歯肉を保つのが必須条件となりますので虫歯や歯肉炎、歯周炎の要素は普段のブラッシングで遠ざける努力が必要となります。
歯科衛生士に歯のブラッシングの仕方や注意点を指導して貰い、忠実に実行しなければ状態はすぐに悪くなってしまいますので要注意です。矯正装置の周辺は非常に磨き残しが残りやすいことを常に考えておかなければならず、ブラッシングも普段以上に丁寧に行わなくてはなりません。

・知覚過敏症、歯髄炎のリスク

知覚過敏症とは様々な原因で歯に「しみる症状」を起こすことをいいます。全ての人てまはなくとも特に矯正装置を装着した直後、固定するワイヤーを交換した直後に「しみる・痛い」と感じやすいです。歯を動かすことで、一時的に歯と歯茎の間に隙間が出来ることから生じる症状です。大半は長くとも数日で落ち着きますが、酷くなると冷たいものだけでなく温かいものもしみたり黙っててもズキズキ痛むようになり長い時間に渡り続くことがあります。これを無視していると、一般的にいわれている「歯の神経が死んでしまう」ことを指す歯髄炎を引き起こし、数回に渡る神経を取る処置である根の治療をしなくてはならなくなりますから注意が必要です。

・歯根吸収、歯肉退縮のリスク

矯正装置から歯に加わる力が強すぎることで、少しずつ歯の根が短くなってしまうことを歯根吸収といいます。歯を動かす場合に適切な加減以上の力を加えすぎれば、例え虫歯のない綺麗な歯だとしてもダメにしてしまう場合がありますので力加減は非常に重要となります。
また、歯肉退縮については同じく矯正治療の力加減の強すぎや矯正治療中の誤ったブラッシング方法により歯茎が下がってしまい歯茎に隠れているはずの歯の根が露出してしまうこともあります。歯の根と通常露出している部分の境目は実はくびれていて歯の質が柔らかいのです。そこに磨き残しが蓄積し虫歯や歯周病、更には知覚過敏症も引き起こしますので注意しなくてはなりません。このように矯正治療でも歯肉が下がる場合があります。特に根が1本である前歯に起こりやすく、1度下がってしまった歯茎は元に戻ることはないので治す方法としては歯肉移植しかありません。歯肉移植は非常に難しく、移植した歯肉が不自然な感じになってしまう場合もありますので技術力のある歯科医師でなければ自然な状態で移植するのは難しくなります。

■まとめ

今回は矯正治療によって起こりうる代表的なリスクを挙げてまいりました。歯の生え方やお口の中の状況によって個人差がありますので、他にも考えられるリスクはありますが一見矯正治療はメリットだけだと思われがちでも実はリスクがあることを忘れてはなりません。

大人の歯が完成する時期

9歳から12歳くらいにかけて、乳犬歯、第1乳臼歯、第2乳臼歯が生え代わり、最後に奥歯の最も奥に第2大臼歯が生え大人の歯並びが完成します。この年齢では、子供が自分で歯磨きをするので、この時期までに正しい歯磨き習慣を身につけさせておくことが非常に大切です。中学生になると食生活も100パーセント親の管理下ではなくなり、ジャンクフードを食べたり、食後に歯を磨かなかったりすることが出てくるからです。
またこの時期に、歯とあごのバランスの悪さによる噛み合わせの悪さが出てきた場合には、歯科医の指導に従って、歯列矯正をする必要があります。

Point 歯の生え変わりの初めから虫歯にならないよう注意してきても、正しい歯磨き習慣が子供の身についていないと、台無しになってしまいます。小学校低学年までに正しい歯磨き習慣を身に付けさせることが必要です。

歯科医で定期健診を受けさせる…学校での歯の検診が1年に1回の場合、もし虫歯ができていた場合、悪化してしまいます。6カ月に1回程度は検診が必要です。歯科医では、歯磨きがどの程度で来ているかによって、次回の検診日を決めてくれます。またあ、検診に行くとブラッシングの指導をしてもらえるので、子供の歯磨きに対する意識が高まります。

歯列矯正を始める…子供の歯列矯正治療には、歯とあごを調整する為の早期矯正治療と、第二期歯列矯正治療があります。永久歯が生え揃う頃に始める歯列矯正治療は第二期歯列矯正治療です。この治療を始めるタイミングや治療の必要性の有無には個人差があり、治療にかかる期間や費用も異なります。お子さんに歯列矯正の必要性があるのか、ある場合にはいつ始めたらよいのかということを矯正専門の医師に相談してみましょう。

歯の生え変わりまでに習慣にしておきたいお子様の口腔ケア

歯の生え変わりの時期を無事に乗り越えるためには、歯の生え変わりが始まるまでの口腔ケアが大切です。お口の中が清潔に保たれている、乳歯に虫歯がない、あごが年齢に応じて発達しているという状態を維持することが、正常な歯の生え変わりに繋がります。
≪乳歯が生え始める時期(6~9カ月)…唾液で口の中の清潔が保たれている≫
食後に湯冷ましを飲ませる
湿らせたガーゼで歯や口の中をぬぐう
≪前歯が生え揃う時期(1歳前後)~奥歯が生えてくる時期(1歳6か月頃)…唾液が届きにくい前歯、汚れが残りやすい奥歯は歯磨きが必要なので、歯磨きの習慣を定着させる≫
子供を歯磨き嫌いにしない為、絶対に痛みを与えない
柔らかい歯ブラシでゆるい力加減で歯磨きをする(歯ブラシは握らずペンを持つように)
上唇内側の中央にあるヒダ(上唇小帯)に歯ブラシが当たらないよう注意する
子供が安心できる体制で歯磨きをする(お母さんがゆったりした気持ちで歯磨きすることが大切です)
習慣づけの為、なるべく同じ時間に歯磨きをする

健康できれいな歯並びは、歯の生え変わり時期だけで決定するものではありません。乳歯の頃から丁寧な口腔ケアをしてお子さんの歯を守りましょう。

健康できれいな歯並びにする為に必要な子どもの歯の生え変わり時期のケア

6歳前後になると、乳歯から永久歯へと歯の生え変わりが始まります。生え変わりの時期は14歳ごろまで続きますが、その期間の口腔ケアは健康な永久歯にする為にとても大切です。
初めてのお子さんの場合、子どもの歯の生え変わりについて不安を感じていらっしゃるお母さんもいらっしゃることと思います。一般的な子供の歯の生え変わりの時期について、確認していきましょう。

正しい歯の生え変わり時期

歯の生え変わりに時期には個人差があり、6歳になっても全く始まらないお子さんもいれば、5歳のうちから始まるお子さんもいらっしゃいます。また、歯が生え変わる順番にも個人差があります。その為、一般的な歯の生え変わり時期というものは、単に目安であると考えてください。
お母さんのお腹にいる時に、赤ちゃんの乳歯が作られ始めることは皆さんご存知のことと思いますが、妊娠3か月頃からは永久歯の歯胚の形成も始まります。歯胚とは、歯の芽のことで、この部分から歯の形成が始まります。そして6歳前後になると、あごの中で成長していた永久歯が出来上ると、乳歯の歯根が溶けていき、抜け落ちていきます。
初めての永久歯は永久歯の歯並びに大きく影響する六歳臼歯
ほとんどの場合、一番初めに生えてくる永久歯は奥から2番目にある第一大臼歯です。六歳になると生えてくることが多いので、六歳臼歯とも呼ばれています。
この第一大臼歯は、永久歯の中で最も強い咬む力があり、永久歯の歯並びに大きく影響する重要な歯です。ところが困ったことに、虫歯になりやすいという問題点があります。
その理由は、歯がまだ弱く口中の酸に侵されやすい、乳歯に比べて溝が深いので汚れが溜まりやすいというようなことにあります。さらに手前にある乳歯が邪魔になる、生えかけの時期は歯肉がかぶさっている部分が多いといったことから、歯ブラシが届きにくく、正しく磨くことが難しいのです。

Point

この時期の歯磨きは、お母さんがしっかり見守る必要があります。
六歳臼歯の磨き残しをしない…口の横から歯ブラシを入れる・鏡でチェックしながら磨く・歯と歯の間、歯の歯肉の間は特に念入りに磨く
虫歯予防の処置をする…歯科医でフッ素塗布や合成樹脂でコーティングするシーラント処置を受ける
口内を清潔にする…口の中が汚れている状態で永久歯が生えてくると歯茎に細菌が入ってしまい、腫れてしまうことがあります。毎食後に歯を磨く習慣をつけさせましょう。

前歯をきれいに生え揃わせるために必要なこと

7~9歳には、中切歯、側切歯、側切歯が順に生え変わります。この時期に、あごが成長しきっていないと、生えてきた永久歯があごに収まりきらず、歯並びが悪くなってしまう恐れがあります。そのような場合には、歯科医であごの調整をする矯正治療を受けることで、歯並びの悪さを予防することができます。
また、この時期になっても第一大臼歯や前歯が生えてこない場合には、歯科医での検査が必要です。

Point

日常生活の癖があごの発達を妨げてしまうことがあります。歯科医の治療だけではなく、歯並びに悪影響を与える子供の癖を治すことも必要です。
日常生活での癖を治す…頬杖をつかせない・口呼吸をさせない(鼻に問題がある場合は、耳鼻科での治療が必要ですが、多くの場合は単なる癖です。)
あごを発達させる食生活を工夫する…噛むことはあごを発達させます。柔らかいものやジャンクフードばかり食べていると、歯にも健康にも良くありません。ちゃんと噛まないと食べられない食べ物を食事のメニューに加えましょう。

 

外科矯正について

一口に矯正治療と申しましても、一般的な矯正と外科手術が必要となる外科矯正治療に分かれます。今回は外科矯正治療について知識のない方にも分かりやすく解説していきますので、現在お悩みの方がいらっしゃれば是非参考にしていただきたいと思います。

・外科矯正治療の説明

では始めに外科矯正治療とは何かについて説明していきます。世の中の人間は顔や体の骨格が左右対象ではありませんし、パーフェクトに左右整って人はほぼいません。多少のバランスの誤差は誰でもあるのです。歯科矯正治療において幼少期なら顎の成長をコントロールしたり経過を見ながら矯正治療することになりますが、成長が止まった時期からの矯正治療となると場合によっては歯並びだけの矯正治療で改善が難しい場合があります。そのような場合に外科矯正治療が改善策となるわけです。外科矯正治療とは「外科手術」と「矯正治療」を併用したもので、外科手術としては顎の骨を切って適切な位置に戻す「骨切り手術」という方法で行われます。主に大学病院などのように設備が整った病院での治療が望ましく、理由としては大学病院等であれば口腔外科と矯正科が同じ建物内にあるため連携して治療を進めやすいからです。

・外科矯正治療が必要な症例

外科矯正の適用症例としては様々な症例があります。見た目でコンプレックスを持つ方もいらっしゃいますが、問題となるのは重度の噛み合わせの悪さで食事さえも困難な場合です。上手く噛むことが出来なければ、丸飲み状態となり健康面にも深く関わってくるので深刻なのです。外科矯正治療が適応となる代表的な症例としては以下の通りになります。

前歯で咬めない(開咬症)

上の顎が前方に出てる(上顎前突症)

上の顎が後方に後退してる(上顎後退症)

下の顎が前方に出てる(下顎前突症)

下の顎が後方に後退してる(下顎後退症)

・外科手術の基本的な流れ

外科矯正治療を行うにあたり一般的には以下の手順で進めることとなります。

1…術前矯正
術前矯正とは外科手術を行う前に、まずは矯正科で矯正治療を半年~1年半かけてやります。

2…外科手術
外科手術を受けた後には食事も困難になり痛みや腫れが伴いますから、入院が必要になります。期間の目安としましては、1~4週間程度になりますが平均的には2週間程度でしょう。手術の内容については病院により異なります。

3…術後矯正
外科手術を終えて落ち着いたら、矯正科に再度通うすることになります。ここからの矯正治療は平均して半年~1年程度になります。

4…保定
保定とは、歯が後戻りしないように保つことをいいます。これは非常に大切な過程であり、これをしなければ苦労が水の泡になるのです。保定の装置は「リテーナー」といいます。ワイヤータイプやマウスピースタイプもあります。症例により何を使うかは歯科医師が判断することになります。

5…プレート除去
外科手術の際に埋めたプレートを再び手術で除去する作業ですが、場合によりしないこともあります。

・外科矯正治療の費用

保険が適用される医療機関か、適応されない医療機関かで外科矯正治療の費用は大きく変わります。

→保険適用なしの場合
矯正費用としては80~200万円くらいは準備が必要となります。更に外科手術と入院にかかる費用が100~200万円ほどです。あくまでも一般的な値ですし個人の外科手術の内容にもよりますが、入院費用や検査費用なども合わせますと結構な額になってしまいます。

→保険適用の場合
保険の割合は保険の種類にもよりますが、一般的な3割負担の場合で説明していきます。矯正費用で35?50万円ほど、それに加えて外科手術や入院に25万円~40万円ほどはかかるので準備が必要となります。

■まとめ

このように外科矯正治療は費用もかかりますし、入院も必要になることを理解していただけたかと思います。また、大学病院などのように矯正科と外科手術を行う口腔外科が同じ建物内にあると、様々な面で安心ですし不便を感じずに済みます。しかし、外科矯正治療は大変な思いをする分、治療終了すれば快適な食生活が待っています。

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